お下がりの子供服や靴を貰って助かったのは良いけれど、問題は元の持ち主の名前が消えずに残っていた場合です。
中には気にせずそのまま使う人もいらっしゃるかもしれませんが、新しく名前を書き直したいと思う親御さんもたくさんいらっしゃると思います。
また、学校で使うジャージなどは名前の刺繍が縫い付けてあると思いますが、この場合はどうしたらよいのか困りますよね。
今回は、お下がりの服や靴に残っている名前の消し方と工夫やコツ、さらにジャージの名前の刺繍はどうすればよいのかについてまとめてみたいと思います。
お下がりの洋服についている名前はどうやって消す?
お下がりの洋服についている名前の消し方の3種類の方法を紹介したいと思います
1.除光液・消毒用エタノール・無水アルコール・染み抜き溶液剤を使う方法
衣類の名前が油性ペンで書かれてある場合は「除光液(プロピレングリコール成分入りのもの)」「消毒用エタノール」「クレンジングオイル」「無水アルコール」「染み抜き用溶剤」などの油性ペンの溶剤を分解する性質を持っているものを使うのが有効です。
これらの使い方の具体的な例です
- 文字の上に少しづつ「除光液」又は「消毒用アルコール」を染みこませて、当て布の上から「歯ブラシ」で軽く細やかにたたく(名前が当て布のほうへ移って薄くなる)
- コットンやティッシュに「クレンジングオイル」を染みこませて叩く
- 古い布に「無水アルコール」や「染み抜き用溶剤」を少量づつ染みこませて叩く
※いずれにしても汚れが広がらないように裏からあて布をしておくのがおすすめです。
この後、石鹸や洗濯洗剤で洗って日光にあてて乾かしその上から名前を書き直すことができます。
ちなみに、水性ペンで書かれてある場合も「消毒用アルコール」で叩き拭きをしますが、代わりに「柄物漂白剤」を染みこませても大丈夫です。
水性ペンの時はその後、手で水洗いをして干して乾かすだけでOKです!
2.上からマスキングテープを貼る方法
名前消しにも便利なマスキングテープを使う方法もあります。
マスキングテープは特に名前消しにも便利でおすすめです。
無地のものやお気に入りのマスキングテープを文字の上から貼って名前を書くと子供さんにとっても分かりやすくて可愛いと思います。
マスキングテープは意外にも水に強くてはがれにくい素材のものが多いので、はがしても糊が残りにくくて跡がつきにくいのです。
3.ネームテープを貼る方法
ネームテープはテープ状になったネームワッペンでアイロンで接着可能、100円ショップでも購入できます。
この場合はタグの記名されている部分にネームテープを一周巻いてアイロンをかけ接着させてネームテープに名前を書きます。
仮に先でお下がりとして誰かに着てもらう予定がある場合などは、最初からタグ部分に少し余白を残して名前を記載しておけば貰った側はお下がりの名前部分を油性ペンで星など可愛い形で塗りつぶし、余っているところに名前を書き直せるので手間が省けて助かるかもしれませんね。
お下がりの靴の名前の消し方は?
お下がりの靴の名前を消す方法です。
最初に靴のゴム部分に書かれた名前を消す2つの方法を紹介します
1.メラミンスポンジで磨く
メラミンスポンジは硬くてきめ細かい網目状の構造を特長とし、水に濡らしてこするだけでしつこい汚れを削り落とす事が出来ます。
そのため使用することで削りカスが出たり、徐々に小さくなっていきますが洗剤をつけなくてよいのがポイントです。
実際はより早く文字を落とすため、食器用洗剤や消毒用アルコールをつけてこすっておられる方もいらっしゃるようです。
2.カッターで削り取る
①の方法で落ちない場合はカッターで削り取ると簡単ですが、ただ気を付けないといけないのは大きく切り取り過ぎないように少しづつ様子をみながら削り取ることです。
次に運動靴のゴム以外のところに油性ペンで書かれた文字を消す方法ですが、この場合は「除光液」を少量つけた古布で何度かこすると大体おちてきます。
最後にスェード生地の靴の名前を消す場合も「除光液」が効果的です!
「砂消しゴム」と併用すると上から名前を書いても分からないくらいに消えるようです。
学校用品のお下がり。ジャージの名前刺繍はどこでできる?
ジャージのお下がりの名前の刺繍をやり替える場合ですが、大抵の場合は近くにある制服指定の体操服などの販売店やスポーツ店で刺繍の名入れをしてくれると思います。
他には学校近くの「お直し屋さん」みたいなところを探してみるのもよいと思います。
そういう店は毎年、名入れも頼まれていると思うので学校名を言えば字体や大きさまで分るでしょうからね。
お店によって値段は違うと思いますが、苗字の刺繍だと300円~600円くらいです。
ただ、残っている刺繍は面倒でもほどいてきれいにしてから出さないと、それを取るのに料金が発生してしまうみたいです。
この料金もお店によりまちまちでしょうが、ほどくのに500円~1000円くらいだそうです。
ご自身でほどく時にあれば便利なのは、糸切ばさみ、リッパー、毛抜きですが、リッパーで少しづつ糸を切り毛抜きで糸を抜けば糸切りばさみは殆ど使わずにすみそうです。
刺繍を取ったところにセロハンテープを貼って目印にしたり、ほどく前に写真を撮っておけば色や字体や大きさも分かってお店の方に伝えやすいかもしれません。
まとめ
お下がりの服や靴を貰った時の名前の消し方やジャージの名前の刺繍を入れてもらう方法をまとめてみました。
どれも身近で手に入るものを使って名前が消せるし、最近は100円ショップにも色んな便利グッズが置いてあるのでそれを探すのも面白いかもしれません。
ジャージの刺繍もお店さえ分かれば簡単に解決できそうですよね!
特に体操服やジャージは何枚も買い揃えられるものでもないと思うので、お下がりを貰うとかなり助かりますよね。
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